製本風景
こんにちは。鈴木製本です。 今回は断裁の風景を紹介します。 ノートなどの製本時、小口側にこのようにマジックで線を引いておくことがあります。 こうすると、うっかり背側を切ってしまった!といったミスが起こりません。 常にマジックの線を消すようにし…
鈴木製本が得意としているリング製本。 ひとくちにリング製本と言っても、実は様々な種類があります。 こちらは一般的なリング製本。 横か上に一直線にリングが通っているものです。 最近は、手にリングが当たらないように真ん中だけリングを通していないも…
糸と紙との色合いが楽しいミシン綴じ。 その仕様上、時間とともにほつれてしまうこともあります。そのため、このように1つ1つ糸をとめていくことも。 爪楊枝の先にほんの少しだけボンドをつけ、糸と紙にちょんちょんと付けると、手間暇はかかりますが強度が…
見本帳づくりの風景。 本の中身をページ順に揃えてまとめることを丁合(ちょうあい)と言います。 弊社では多くの場合機械で丁合をしていますが、大きさ、紙質などの関係で機械での丁合が難しい場合、昔ながらの手丁合を行います。 その際にはこんな風に、棚…
先日、天のり製本を行っていた時の風景。 まず、本の背側を断裁し、糊を塗って…… グラシン紙をぺたり。 さらにその上からもう一度糊を塗り、馴染ませていきます。 なぜ、このようなことをするのでしょうか? それは、強度の為です。 ただ糊を縫っただけの天…
メモ帳をつくる風景。 まず会長が刷毛で糊を塗り、 それを台から垂らした厚紙のゲレンデから、ツーと滑走させ 着地したものから台紙に張り付けていきます。 個数が揃ったら圧着させるため機械で押し、パレットに並べていきます。 厚紙で滑走させることで、糊…
なだらかな階段を中央に配し 各階には バルコニーもついております。 外観はこのようになっております。 コンクリの中には鉄骨が組まれておりますので安心です。 どれもこれも職人技です。これだけは間違いありません。
これらは、紙の見本帳になります。
それぞれがちがう仕事をしている日でした。
早くも制作がはじまったカレンダーの上部にささっている棒は ハンガーと呼びます。 驚くべきことに、これもすべて手でひとつひとつ差し込んでいきます。 写真は、交互に積んだカレンダーにハンガーを入れ終えたところ。 紙が押されていると入らないので、机…
これは何かというと お財布です。 本革素材の扱い方やリングのつぶれ方などに注意しながら制作しました。 ファッションブランド LIMI feu にてご覧いただけます。 インスタグラムアドレス: https://www.instagram.com/limifeu_official/ 池袋の西武では、店…
会長が断裁したのは、 並べると雛人形のおもちのような 壁紙の見本帳です。
本日会社にこのようなものを発見いたしました。 ビスの見本の一覧です。 先日の紙博の見本帳メモにも、右から6か7番目を使ったと思います。 左端のものは100㎜くらいあり、厚ものにも対応できます。 驚くべきことに、これらはすべてトンカチを使って 手作…
今ではめずらしい小口のりの作業を、社長が行っています。 紙をそろえ、重しをのせ 頁をひらきながら糊をつけていきます。 のりをさらさらに溶くことも大切だそうです。 ちなみに、大きな重しに使っているのは 退役した断裁の包丁の刃です。
住宅の外壁用塗材の見本帳を作成しました。 手仕事の部分の多い作業でした。 塗材は紙に吹き付け、チップ状にカットし丁合をとって 厚みを考慮した枠にセットして制作しました。 PP加工した表紙が、高級感をまとうデザインを生かした仕上がりとなりました。
型の位置をみて、くっつけるところ。 3本の矢、ならぬ6社の「6」に矢が貫く 印加連のロゴを空押しします。 昨日行いましたが、なぜ今日は手が痛いのか、と思ったら このせいでした。 展示会にむけ、制作中です。
変形のキャラクターのカレンダー。 この会社に入るまでは、このような作業を手で行っているとは まったく想像していませんでした
整列して丁合を待つ紙
鈴木製本に怒涛のカレンダーの季節がやってきました。
ある日 くるくると丸めて運びこまれた、いろいろな種類のうすい木材は 断裁にかけられ 名刺サイズになって、鈴木製本をあとにしました。
youtu.be 隠し芸を彷彿させる、抜きのある刷り本を傷めないための工夫。 さらに社長は、断裁しつつiPhone6も使いこなします
これを見ていると、校倉造、ねずみ返しなどを 思い出しました。
丁合機を微妙に調節しながら「くせ」のある紙を丁合。 しかし今回、丁合と同じくらい、紙を揃えることのむずかしさを実感。 最初は30回くらいかかりました。 ちなみにもちろん社長は、いい音をさせて1回で揃えます。 いい音とは、食堂のお箸立てのお箸を一気…
見本帳といってもいろいろな仕様を製本しますが、これは素材を小さく断裁する仕様です。 並べて、 先代のときからのコツを添えて、切る。 バラバラにならないように仕上げる。 立ててあるものが今回のタイプです。
パサーン パサーンという いつもと違う丁合の音がしたのは 年に一度の丁合だったからでした。 https://youtu.be/BkQQwY-PviE 何年かやって、このやり方に行き着いたそうです。 遠くからの、ほんの少しの映像ですが。
この機械は100%人力で、一番疲れる、と聞きました。 大きめの紙にスジをいれている風景です。 音は静かです。 紙をセットし、 踏む。 足元のペダルの反対側には、見にくいですがダンベルのような錘がついています。 この横では、75000冊のミシンがけが無事…
厚さ1cmにもなる見本帳の本文のため、針の貫く音とミシンの擦れ合う音が鳴り響きますが、 そのわずかな音の違いを湿度を加味して聞きわけ、 不具合を立て直せる職人がいます。
寒くなってからの鈴木製本の恒例行事、カレンダー制作の風景です。 これは私の作業場から撮った定点観測で、 運び込まれた12か月分の紙が、パレットにうず高く積まれていく様子。 紙の準備が整うと、丁合の棚へ。 丁合が済んだもの。うつくしい 丁合が終わる…
写真の勉強をされている方の作品集を制作しました。 すでに何度も打ち合わせに足を運んでいただき 今日は実際に制作するところに立ち会っていただきました。 まずは確認。そして作業 写真をめくったあとのページにも気をつかってあります 個人的には、カッタ…