鈴木製本の風景

ななめリングノート、見本帳、特殊製本の制作現場から

ミシン綴じと細かな気遣い

糸と紙との色合いが楽しいミシン綴じ。

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その仕様上、時間とともにほつれてしまうこともあります。
そのため、このように1つ1つ糸をとめていくことも。

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爪楊枝の先にほんの少しだけボンドをつけ、糸と紙にちょんちょんと付けると、手間暇はかかりますが強度が上がります。
地道な作業が美しい仕上がりに繋がるんですね。

f:id:suzukiseihon:20210607110859p:plainミシン綴じの場合、紙端と同じ長さに糸も切ってしまう場合が多いですが、時にはデザインの関係で糸を長くとる場合があります。

その場合には、このように対応することも。

細かな気遣いが製品の完成度を支えています。